【レビュー記事】生ごみで「カンタン」土づくり(門田幸代著) 

 皆さん、こんにちは。 毎週末、生ごみを堆肥にリサイクルさせるため、土に埋め続けている「坪があ」です。

  私が生ごみを堆肥にできないか、試行錯誤しているときに読んで、とても参考になった本の内容を紹介します。 「生ごみを捨てるのがもったいない」「花や野菜をすくすく育てたい」「無農薬で野菜を育てたい」方はぜひ、参考に読んでみてください。

目次

生ごみで「カンタン」土づくり

  門田幸代さんが、2006年「カドタ式」生ごみ堆肥づくりを発表して、試行錯誤を繰り返した結果を「新カドタ式」として2018年に出版した本です。 2012年に出版された「新カドタ式 家庭の生ごみで簡単土づくり」とほぼ同じ内容だと思います。 

新カドタ式の生ごみ堆肥の作り方

タネをつくる

 タネは、「米ぬか」と「土」と「水」を混ぜて、土のう袋に入れ夏なら翌日、冬なら4,5日で白いカビが出来たら完成です。

生ごみとタネを混ぜて仕込む

 生ごみをタネの入った土のう袋に入れて夏なら7~10日、冬でも2週間くらいで微生物の働きが活発になり完成です。

土に埋めて、完熟

 土のう袋の中身を土に埋めて、夏なら10日、冬なら2週間で堆肥化完成です。

 

坪があ
坪があ

作り方は簡単。 ざっくり言うと、米ぬか、土、水、生ごみを混ぜて約1か月待つというもの。

新カドタ式の特徴

 新カドタ式は以下の通り、ほとんど費用がかからず、失敗がないのが特徴です。

  1. 自然の力で堆肥づくり
  2. 「土のう袋」を活用
  3. 失敗しない
  4. 発酵促進剤を買わなくていい

「ちょっと匂いが変化かな・・・・」と思ったら、土に埋めてあとは大地に任せましょう。多様な生命が暮らしている大地の力は、偉大。土地の微生物たちがせっせと働き、放っておけば堆肥が出来ています。

引用元:生ごみで「カンタン」土づくり(門田幸代著)

私のアレンジ

 本を読んだとき「これだ」と思い、土のう袋を買い、早速「新カドタ式生ごみでカンタン土づくり」を始めました。 しかし、生ごみは無くならず、異臭を放つようになったので、途中ですが土に埋めました。

 そうこうしているうち、「最初から土に埋めればいいんじゃん」と思い立ち、庭に穴を掘り生ごみ、米ぬかを入れ土で覆い水を撒きました。 すると、生ごみの姿がなくなり、土に還っていました! 成功です😊

 その後、「米ぬか毎回いらないんじゃない、米ぬか入りの土で覆うんだから」「水もいらないんじゃない、雨も降るし生ごみにも水分多量にあるし」と考え、ただ埋めるだけの現在のスタイルになりました。

新カドタ式

①「米ぬか」と「土」と「水」を混ぜて 種を作る【 夏1日、冬4,5日 】

②生ごみをタネの入った土のう袋に入れて微生物の働きを活発に【 夏7~10日、冬2週間 】

③土のう袋の中身を土に埋める【夏10日、冬2週間】

④堆肥化完成

私のずぼらアレンジ

1⃣生ごみを埋める(実質的に「米ぬか」と「土」と「水」に混ぜる)【 夏2週間、冬1月 】

2⃣堆肥化完成

共感したこと

 著書のなかで、激しく同意する事柄がありました。

 生ごみ堆肥が発酵したときの匂いは、「雨上がりの森に入ったようだ」という人もいるように、ほんのりと甘い心地よい香りです。

引用元:生ごみで「カンタン」土づくり(門田幸代著)

 

坪があ
坪があ

私も土をいじっているとき、心地よい香りを感じることがあります。 発酵する時の匂いっていいもんですね。

知人の所では、アゲハ蝶の幼虫などに葉を食べられてボロボロになった、とよく聞きます。我が家では農薬を使いませんが、虫はほとんどつきません。微生物が豊富にいる、ふかふかの土で育った健康な樹は、自ら虫を寄せ付けない成分を発散するそうです。

引用元:生ごみで「カンタン」土づくり(門田幸代著)
坪があ
坪があ

よく堆肥化された土で育てた元気な野菜は虫に食われません。 無農薬だから虫に食われるは、嘘ですね。

おわりに

 「生ごみを少しでも減らしたい」「無農薬野菜作りにチャレンジしたい」と少しでも思っている方は、是非本を参考にして実践してみてください。 失敗はありませんし、途中でやめても費用がほとんどかかりません。 ノーリスクチャレンジです

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この記事を書いた人

関東圏在住、50代男性です。 10年前に家を買ってのを契機に野菜ごみのたい肥化し、花や野菜を育てはじめました。 シェア畑を借りて野菜の育て方を勉強中。 目標は、野菜ごみ堆肥を使い坪庭で育ては食材だけで、夕食の一品を作ることです。 土壌医検定3級合格(土づくりアドバイザー)

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