我が家のユニットバスの出入り口は3枚引戸ですが、浴室外への漏水を防ぐために、ドアの下枠に扉下排水口が設けられています。 築10年以上経過すると、ドア下枠から水が流れにくくなり浴室外にあふれる様になりました。 この度、清掃して流れやすくなったので、仕組みや掃除方法を紹介します。
扉下の排水の仕組み
扉下の排水の仕組みは、リクシルのホームページに概略が記載されています。 水は、「とびら下排水口」から「とびら下排水管」を通じ「とびら下逆流防止部材」を経て「洗い場排水口」に流れます。
我が家の扉下排水設備
我が家のユニットバスは、リクシルのホームページとほぼ同じ排水構造のようです。
- 引戸扉の下部レールを取り外すと「ヘアキャッチャー」が設置
- 「ヘアキャッチャー」を外すとその奥に細長い幅10mmの「とびら下排水口」あり
我が家の洗い場排水口設備
洗い場排水口の大きな「ヘアキャッチャー」を外し半分水没している箇所に、リクシルホームページでは構造がよくわからない「とびら下逆流防止部材」が嵌め込まれています。 つまみ部を回し水平に引き出すと外れます。 「とびら下逆流防止部材」は、メッシュ部分でゴミを除去しその先のエルボを登って排水されるため、水が逆流しない仕組みになっています。
- 洗い場排水口の「ヘアキャッチャー」を外した状態
- 洗い場排水口に嵌め込まれていた「とびら下逆流防止部材」を外した状態
- 「とびら下逆流防止部材」を本体とエルボを分離した状態
清掃の方法
まず「とびら下逆流防止部材」を取外し、そのフィルタ前にゴミがあれば除去します。 10年以上この部材の存在を知らなかったため、初めて掃除した際は、大量の髪の毛が溜まっていました。
それでも流れが悪いため、排水管も詰まっていることが想定されました。 塩素系パイプクリーナーのパイプユニッシュ プロを使用し詰まりを解消しました。
- 排水口に水が溜まっていると、液体を入れても薄まり効果が発揮されないため、排水口にティッシュペーパーを入れ水を含まして除去
- 水を無くした状態で排水口に液体を入れ30分放置
- 排水口に水を入れ排水管に水を流す
- 排水スピードが遅く詰まりが解消されていない場合、再度手順①から③を繰り返す。10年以上放置していたため、3回実施した。
おまけ
排水管のつまり解消に細いワイヤを突っ込んで、直接的に詰まりを解消する方法も考えられます。 我が家の場合、構造上ワイヤを挿入することが困難であるため、実施できませんでした。
- とびら下排水口は口径が10mmと小さく、排水管とは排水口奥で直角に曲がっているのでワイヤーが入らない
- 洗い場排水口は半分水没しており、とびら下排水管の入り口が直接目視できず、手で触っても場所がよくわからないので、ワイヤーを入れることが出来ない
今回配管詰まりが発生したことで、
初めて「とびら下逆流防止部材」を外し
掃除できることを知った!
おわりに
ユニットバスは日頃から手入れしないとどんどん汚れていきます。 構造を把握して、日頃から手入れし、気持ちよくお風呂に入りましょう!
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