【実例】マリーゴールドのカタツムリ・ダンゴムシによる食害!!

 庭の畑にマリーゴールドの種を播いても、苗を移植しても、育ちません。 観察を続けると、カタツムリ・ダンゴムシ・ナメクジが葉を食べていることがわかりました!!! 夜行性なので、暗くなってから葉に群がって食い散らかしています。 我が家で観察した食害の実例をご紹介します。

目次

マリーゴールドの葉っぱが無くなる実例

 育苗ボックスでマリーゴールドの苗を育て、移植して育てていますが、ほとんどが大きくなる前に葉っぱが無くなってしまいました。

① 畑の隅の状況

 9月に苗を移植し、近傍にナスの葉を2枚置きました。 1週間後には、「マリーゴールドの葉」が9割方が無くなり、「ナスの葉」も芯のみでほぼ無くなりました。

苗移植時(9月12日撮影)
苗移植1週間後(9月18日撮影)

②  玄関横の花壇

 9月に苗を移植しましたが、1日で左側のマリーゴールドの葉が無くなくなり、1週間後には、跡形もなくなりました。 近傍に置いたナスの葉も、1日で虫食い跡が目立ち、1週間後には葉の芯がわずかに残っているだけです。 

苗移植時(9月12日撮影)
苗移植1日後(9月13日撮影)
苗移植1週間後(9月18日撮影)

③  木製プランター

 5月に苗を移植しましたが、一つを除き、1週間で葉が無くなり、2週間後にはほぼ枯れました。 右端に植えてあるアイビーの葉は全く虫に食われた跡がありません。 

苗移植時(5月14日撮影)
苗移植1週間後(5月21日撮影)
苗移植2週間後(5月28日撮影)

マリーゴールドを食べる害虫

 なぜ葉が無くなっていくのか、観察を続けました。 特に木製プランターは玄関脇にあるため、帰宅時に状態を日々確認しました。 その結果、3種類の害虫を発見しました! 発見の都度駆除するも、次から次へとやってきます。

カタツムリ

 雨の跡など、特に多くいます。 昼はいませんが、夜にマリーゴールドに登っており、居なくなったあとは葉が少なくなっています。 

②玄関横の花壇
③木製プランター
③木製プランター

ナメクジ

 カタツムリほど多く見ませんが、居ます。

③木製プランター
③木製プランター

ダンゴムシ

 我が家では、生ゴミを埋めているため、それを食べるダンゴムシが多くいます。 普段は、土の上にある枯れ葉など食べていますが、マリーゴールドだけは、茎や葉に登り食べているようです。

マリーゴールドの害虫対策

 害虫の正体がわかったので、対策を色々試しましたが、効果をあげれませんでした。 唯一わかっていることは、鉢植えで生殖地から隔離すれば、食害を防止できることです。

不織布で地面を覆う

 土の中のダンゴムシが苗の葉まで到達できないように、不織布で地面を覆いました。 しかし、より多くのダンゴムシが集まっており、彼らの隠れ場所を提供しただけで失敗でした。

コーヒー粕

 ダンゴムシが嫌がるとネットで記載されていたのでコーヒー粕を根の周りに置いてみました。 しかし、目に見える効果はありませんでした。

根元にコーヒー粕を設置

多肉植物で土を覆う・銅板設置

 土の中のダンゴムシが苗の葉まで到達できないように、多肉植物を敷き詰めました。 しかし、隙間は多く、土の中との行き来に影響は無さそうです。

 また、カタツムリやナメクジが嫌うと言われている銅板を設置しましたが、局所的であり効果は不明です。

アクリル板で隔離

 アイビーの下がカタツムリやダンゴムシの生殖地と考え、アクリル板で隔離しました。 しかし、どこからか、カタツムリやダンゴムシは現れましたし、アクリル板を隙間をナメクジが通っていました。 アクリル板の隔離効果は高くないようです。

アクリル板による隔離全景
アクリル板内にいるカタツムリ、ダンゴムシ
アクリル板間を通過中のナメクジ

鉢植え

 鉢植えは、土の量が少ないせいか、ダンゴムシはいません。 畑や木製プランターに潜むカタツムリやダンゴムシは、距離があるため寄ってきません。 鉢にマリーゴールドの種を直接播いたら、芽を出しそのまま育っています。 

鉢で、マリーゴールドと朝顔を育成中
木製プランター横の鉢で、マリーゴールドと朝顔を育成中

まとめ

 マリーゴールドの苗を植えて、観察したところ、次のことがわかりました。 

●湿ってジメジメしている箇所がある、玄関脇花壇や畑は、ダンゴムシが多数生息、被害大

●木製プランターは、畑に比べ被害を受けるスピードは遅いが、ダンゴムシ・カタツムリ・ナメクジが生息し、被害大

●畑に種を直播しても、すぐ食われるためか、芽がでない。

●鉢植えにすれば、被害なく育成可能

畑や花壇でマリーゴールドを育てるのは難しいそうだな

おわりに

 マリーゴールドを育てるのは、意外と難しいことがわかりました。 小さな苗は害虫の被害を受けやすいので、大きく育った苗を買うのも一つの方法です。

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この記事を書いた人

関東圏在住、50代男性です。 10年前に家を買ってのを契機に野菜ごみのたい肥化し、花や野菜を育てはじめました。 シェア畑を借りて野菜の育て方を勉強中。 目標は、野菜ごみ堆肥を使い坪庭で育ては食材だけで、夕食の一品を作ることです。 土壌医検定3級合格(土づくりアドバイザー)

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