生ごみを埋める穴の大きさ、冬の分解速度について

穴の大きさ、深さはどのくらい必要?

麦茶パックやドリップコーヒーのフィルターは

埋めるとどうなるの?

冬でも土に還って堆肥化されるの?

 私は生ごみを毎週、坪庭に埋めており、上記の疑問に実例でお答えできるよう、データを採りました。 深さが25cm程度の穴に生ゴミを入れると、冬場でも、1か月程度でジャガイモの皮・大根の皮の一部以外の生ゴミが土に還り、2~3か月ぐらいでほぼ土に還ります。

目次

今週も生ゴミを土に埋め、堆肥化

 1月2日に穴を掘って、最近溜まった 生ゴミ (主に野菜くず)を穴を掘って、土をかぶせました。

生ゴミを埋めた場所・重量

  キッチンで1週間溜めた、2.6kg(3.3-0.7) の 生ごみ を埋めました。 

青色☆印:今回埋めた場所

生ゴミを埋める穴の大きさ

 生ゴミを埋めるために穴を掘りました。 メジャーで測定すると、開口部の長い方が約30cm、深さが約25cm程度です。

 北海道の実験結果から25cm程度までは、主な畑作物の収量が増加する傾向がみられるので、「耕す」という観点で理にかなった深さです。 因みに、大根は30cm以上、ゴボウは60cm以上の作土深が必要と言われています。

穴の開口部測定、30cm
穴の深さ測定:25cm

 キッチンからでた一週間分の生ゴミを入れました。 穴にすっぽり入りました、丁度よい大きさです。 この上に土を戻しながらスコップを差し、土が生ゴミの中に入り込むようにします。

生ゴミを穴に入れた状態
生ごみの上に土を戻した状態

ドリップコーヒーのフィルターや麦茶パックの紙

 穴を掘っていると、ドリップコーヒーのフィルターや麦茶パックの紙の部分が出土しました。 3か月以上前に生ごみを埋めた場所です。 中身のコーヒー・麦茶の葉含め生ゴミ自体は跡形もありませんでしたが、紙の分解は時間がかかるようで外形をとどめています。 フィルターやパックは、紙素材で栄養分は無いと思われるので、出土したらゴミとして取り出しています。

出土したドリップコーヒーのフィルターや麦茶パック

冬でも土に還って堆肥化されるの

 冬の寒い時でも生ゴミが土に還るか、定期的に穴を掘って確認したいと思います。 私のこれまでの経験では、夏だと1か月冬だと2~3か月ぐらい生ゴミが土に還るのに必要だと感じています。

 1月8日時点の6日経過時では、野菜くずの原型がほぼ残っています。

 1月22日時点の20日経過時では、リンゴ、大根など厚い皮が残っていますが、他は土に還っています。

日付経過日地温(℃)状態
1月 2日0生ゴミを入れる
1月 4日28りんご・バナナの皮、大根の根元等は原型をほぼとどめている
表面に傷のない青いトマトは、原型とどめている
1月 8日 68同上
1月16日145皮は原型をほぼとどめているが、それ以外が無くなってきている
1月22日208リンゴ、大根など一部の皮は 皮は原型をほぼとどめているが、
それ以外が無くなってきている
1月29日288ジャガイモの皮・大根の皮の一部のみで、ほぼ土に還った
1月4日に穴を掘った状態
1月4日地温8℃
1月8日に穴を掘った状態
1月8日地温8℃
1月16日に穴を掘った状態
1月16日地温5℃
1月22日に穴を掘った状態
1月22日地温8℃

 1月29日時点の28日経過時では、穴を掘る際にジャガイモの皮・大根の皮の一部が出てきた(赤丸内)程度で、穴を掘った箇所(緑色四角内部)は生ゴミが無く土に還っていました。 また、穴を掘っている時に「土の匂い」がしました。 生ゴミが土に還る際に発生するガスだと思います。

 冬場でも地温が8℃程度あれば、1か月程度で、大部分の生ゴミが土に還ることがわかりました。

1月29日に穴を掘った状態
1月29日地温8℃

生ゴミを溜める便利グッズ

 キッチンに置き、生ゴミを一時的に溜めるのに便利なキッチンコンポスト。 蓋があり匂いが出にくく、発生する液体だけ下部に落ちるよう網目板があり、生ゴミが腐りにくい。 我が家は、これの昔のタイプを使っています。

 なお、私が実践している「生ゴミ を土に埋めて堆肥化」する方法は、ブログにまとめていますので、興味のある方はご覧ください。

あわせて読みたい
【実践中】生ゴミを直接土に埋めて、堆肥化、野菜大収穫! 生ゴミを直接、坪庭の土に埋め続けて10年になります。 実際に自らやって、失敗を改善しながら実践している生ゴミの堆肥化について、まとめてみました。

おわりに

ランキングの参加

本ブログ記事を、最後までご覧いただきありがとうございます。

2つのランキングに参加してます!
下のバナーをポチッと応援よろしくお願いします☆

ブログ村のランキングに参加しています!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事を書いた人

関東圏在住、50代男性です。 10年前に家を買ってのを契機に野菜ごみのたい肥化し、花や野菜を育てはじめました。 シェア畑を借りて野菜の育て方を勉強中。 目標は、野菜ごみ堆肥を使い坪庭で育ては食材だけで、夕食の一品を作ることです。 土壌医検定3級合格(土づくりアドバイザー)

コメントはお気軽に!

コメントする

目次