【レビュー記事】給水式プランターは、水やり不要?デメリットは!?

出張や旅行で不在でも、水やりできる方法ない?

水やりを忘れても、野菜が枯れない方法ない?

 プランターは、地植えと違い、夏場は毎日水やりが必要です。 しかし、出張や旅行で不在にしたり、忙しくて水やりを忘れることもあります。 そんな時便利なのが「給水式」プランター。 あらかじめ底のタンクに水を貯めておけば、数日程度であれば水やり不要。  使い勝手、思わぬ落とし穴、プランターを使った生ゴミ堆肥化を紹介します。

目次

給水式プランターの構造

 給水式プランターとは、底面に水を溜めておけば毛細管現象で地表まで水が上がり、真夏でも水やり不要なプランターです。 

 水溜トレーが付いており、プランターの底に水を貯めれる構造です。 給水は、ペットボルトかジョウロで行います。 サイドスリットが付いており、土の換気や、水量が多い場合は溢れさせることが可能です。

 プランターに入れた土の一部が、水溜トレーの水に浸る形状となっており、毛細管現象で水を吸い上げる構造です。

上部から撮影、サイドスリッドあり
水溜トレーを外し下部より撮影

 なお、底にコロが2個ついていますが、小さく移動に際してはほとんど機能しません。

給水式プランターの使い勝手

発芽率が高い

  水遣りしても、プランター外に水が抜けずプランター内に留まります。 土量が少ないポットと比較すると、土の湿度が保てるため発芽率が高いと思います。

夏でも数日水やり不要

 夏場でも、雨で事前に水溜トレーに水が溜まっていると、数日水やり不要でした。 出張で、留守にすることもありましたが、レタスや小松菜など育てることが出来ました。 副次的なメリットとして、水遣り回数が少なくなるので、土の養分が流れ出にくいようです。 

レタスの栽培例
コマツナの栽培例

給水式プランターの思わぬ落とし穴

 水遣り回数や、枯らすリスクを大きく低減できる給水式プランターですが、注意すべき点もあります。

ボウフラが発生

 水溜トレーには水が長期間溜まるため、蚊の棲家にならないように、注水口にはスポンジで蓋をすることをお勧めします。

カビが発生

 水溜トレーに常に水があると、土が常時湿った状態になり、土の表面にカビが発生します。 一度カビが生えると、水やりするたびにカビに匂いが舞い上がり、気分ダダ下がりになります。

冬場で日当たりが良くない場所に置いておくと、特にカビ易く、葉物はカビの匂いが付いてしまいます。 秋から春の蒸発が少ない季節は、水溜トレーを外して換気しやすい状態にすることをお勧めします。

土の表面に濃い緑のカビが発生

雨の後は、放水必要

 雨が続くと、土の表面から水溜トレーに水が流れ一杯になります。 そのままにすると常に土が湿った状態となりカビが生えるので、放水する必要があります。 

 なお、水溜トレーの側面から水位が分かりますが、汚れてくると空なのか満杯かよくわかりません。 片側を持ち上げて、重さや水の流出状況から水量を確認する方法が確実です。

使用後の水溜トレーの汚れ状況

プランターを用いた生ゴミ堆肥化

 土が20ℓ入る大型プランターであれば、生ゴミを入れ堆肥化できます。 実際に堆肥化させた例をご紹介します。 なお、容量が小さいと土の中の微生物が少ないためか、生ゴミが分解されません。

STEP
底に土を入れる

最初にプランターの底に土を入れます。

STEP
生ゴミ投入

なるべく土に触れる面積が多くなるように、生ゴミを敷き詰めます。

STEP
米ぬか振り掛け

 分解が早くなるように、米ぬかを全体に振りかけます。 なくても分解してくれるので、必須ではありません。

STEP
土で一杯にする

 生ゴミの間に土が入り込むように、スコップで刺しながら土をいれます。 隙間に入り込むのと、生ゴミが分解され体積が減るため、地面が低下するので、多めに土を入れます。

STEP
掻き混ぜる・細分化する

 微生物の働きを活発化させるため、スコップで掻き混ぜて酸素を入れます。 また、冬の気温が低い時は、分解速度が遅いため、生ゴミの塊はハサミで細分化して、土に触れる表面積を大きくしてあげます。 

STEP
種蒔き

 夏だと3週間、冬だと6週間ぐらい分解され、種蒔きできます。 写真は、MIXレタスの種を撒いて発芽した状態です。 なぜか、生ゴミから発芽したジャガイモとかぼちゃ(?)芽が大きく育っています(・・?

STEP
収穫

 MIXレタスだと、種蒔き後2か月ぐらいで立派な株を収穫できます。

 

 私は毎週庭に穴を掘り生ゴミを入れ堆肥化させてます。 こちらの記事も良かったら読んでみてください。

おわりに

 野菜作りが上手くできるようになるので、給水式プランターはおススメです。 

夏でも数日水やり不要

発芽率が高い  

 使用上の注意点はありますが、少し気を遣えば防げます。

ボウフラが発生

カビが発生

雨の後は、放水必要

ジョウロ

 毎日の家庭菜園や園芸の気分をあげるために、カッコいい丈夫なブリキ製ジョウロをお薦めします。 使うたびに気分をあげてくれます。 プラスチックジョウロは安いですが、太陽光で劣化し色があせて物悲しくなります。 

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この記事を書いた人

関東圏在住、50代男性です。 10年前に家を買ってのを契機に野菜ごみのたい肥化し、花や野菜を育てはじめました。 シェア畑を借りて野菜の育て方を勉強中。 目標は、野菜ごみ堆肥を使い坪庭で育ては食材だけで、夕食の一品を作ることです。 土壌医検定3級合格(土づくりアドバイザー)

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