【実例】狭い庭での家庭菜園 ~毎日の野菜の成長が見られて楽しい~

 我が家の建蔽率は約50%で、駐車場を除くと庭と言えるスペースはほとんどないのですが、工夫を重ね一坪の畑を作成しました。自宅の庭で野菜を育てることは、毎日その成長を見守ることができ、非常に楽しいです。 狭いスペースでの畑作りや土作りについて実例を紹介します。

 さらに、一坪のスペースでどれだけの野菜を育てることができるかの挑戦も行っていますので、そちらの情報もぜひご確認ください。

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目次

狭い庭で楽しむ家庭菜園の魅力

 庭という自宅の敷地内で野菜を作るため、メリットがあります!

毎日、緑に触れる

 通勤や通学の際、自宅の玄関を出たらすぐに庭の畑が広がっています。毎日目にすることで、忙しい中でも野菜の成長を見守ることができます。都会では緑が少ないですが、自宅の庭で緑を感じ取れます!

旬の無農薬野菜を楽しむ

 自分で育てることで無農薬での栽培が可能となり、季節に合わせた野菜を栽培し、自宅の庭で収穫するため、新鮮な状態で食べらます!

家族間の会話が増加

 家族が外出する際には、庭の畑が目に入ります。野菜が成長する様子を見ると、その変化について自然と家族との話が弾みます!

我が家の庭の畑レイアウト

 私の家の日当たりの良い南側の土地を、駐輪場以外はできるだけ畑にしました。二つの大きな区画に分けられ、合わせて3.45平方メートル、つまり畳二畳分、一坪(3.3平方メートル)に相当する面積です。

メイン区画(2.7m2)

 畑の面積を最大にするためには、建物と敷地の境界の間を畑とし、区画の端に花壇用の材料やコンクリートブロックを使用して土壌を固定します。

通路と畑の仕切りは、花壇材やコンクリートブロックを使用

 畑を渡る際に靴が泥で汚れないように、芝生マットを敷きました。これらのマットは、生ゴミの埋め込みや野菜の栽培に支障をきたすことがあれば、いつでも簡単に移動できます。

細長区画(0.75m)

 アクセスを考慮し、通行の妨げにならないよう南側のブロック塀沿いの一部を畑にしました。畑の土留めには、花壇用の材料と隣家との境界を示すブロック塀を使用しています。

 その後、野菜を作るスペースを増やしたくなり、南側のブロック塀の隣の砂利敷きの面積を減らし、花壇のブロックを移動して、新しい土留めの境界を設けて畑を拡張しました。

狭い庭での畑作りに特有の土づくり

 畑が狭いため、肥料は少量で十分です。無料で簡単に手に入る肥料の素材には、生ゴミや残渣があります。広い畑では必要な量が確保できないかもしれませんが、狭い畑であれば、家庭で出る生ゴミや剪定した葉を埋めることで、充分な肥料になり得ます。 また、畑に穴を掘り、生ゴミや剪定くずを埋めることで、土を耕し、石を取り除くことになり、結果的に土壌が豊かになります。

溝をほり生ゴミを投入
穴をほり剪定した笹の葉を投入

 私は毎週キッチンで出る生ゴミを集め、週末に庭の畑に埋めて堆肥化しています。この方法をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

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狭い庭で作るおススメ野菜

 自宅の狭い庭で栽培するのに適した野菜は以下の特徴を持っています。

  • 狭いスペースでも育てられる
  • 毎日の観察が楽しめるくらい、目に見えて成長する
  • 毎週料理に使えるくらい、頻繁に収穫できる

 これらの条件に合うのはミニトマトピーマンです。これらは上に向かって茎が伸び、限られたスペースで育ちます。花が咲き、実がなる様子を毎日観察でき、収穫も頻繁に行えるため、毎週食卓にあがります。

 逆に、蔓が伸びる野菜や大きなスペースを必要とするもの、地中で育つ大根やニンジンのように成長が見えにくいもの、ジャガイモや落花生のように収穫が一度きりのものは避けた方が良いでしょう。

ミニトマトの栽培例
ピーマンの栽培例

家庭菜園での防虫と病気対策について

 野菜が病気にかかったり害虫による被害を受けるのは避けられないことですが、自宅の庭のように常に手入れが可能な環境では、これらの問題を最小限に抑えることができます。

害虫の発見と駆除

 アオムシなどの害虫が葉を食害している場合でも、毎日野菜をチェックすれば早期に発見し、駆除することで被害を最小限に留めることができます。週に一度しかチェックできない遠い菜園では、アオムシによる被害が進行してしまうことがあります。

人参の葉

お酢スプレー

 お酢は野菜の活力を高め、害虫忌避剤としても効果的です。定期的に野菜にスプレーすることで防虫対策になります。大きな畑ではすべての野菜にスプレーするのは難しいですが、小さな庭では手が届く範囲で可能です。

お酢スプレー

風通しの確保

 狭い畑では野菜を密集させて育てると風通しが悪くなることがあります。風通しを良くすることは病気の予防に不可欠で、密集しすぎた野菜は切り戻して風通しを改善します。

密集し切り戻しが必要

庭の畑作りのコツ

  庭の畑作りのコツは、花壇材、インターロッキング(コンクリートブロック)、砂利等を置くだけで、移設が困難になるコンクリートの流し込みやボンドを使用しないことだと思います。 畑を使っていると、使い勝手をよくするためにレイアウトを変更したくなります。 その際、容易にレイアウト変更できると、色々なアイデアをすぐに試すことができ楽しいです。

畑作りに使用した資材

 畑の境界に設置する花壇材やインターロッキングは、ホームセンターに行くと色々な種類があり、周囲に合った色を選べます。 購入の際は、同じ色や形の物に揃えておくと、レイアウト変更の際、使いまわしができて便利です。

 芝生マットは、プラスチック感のあるマットの方が、汚れが目立たず、土部分に置くのに適しています。 ホームセンターに行けばバラで買えるので、必要量だけ購入できます。

おわりに

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この記事を書いた人

関東圏在住、50代男性です。 10年前に家を買ってのを契機に野菜ごみのたい肥化し、花や野菜を育てはじめました。 シェア畑を借りて野菜の育て方を勉強中。 目標は、野菜ごみ堆肥を使い坪庭で育ては食材だけで、夕食の一品を作ることです。 土壌医検定3級合格(土づくりアドバイザー)

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