見よう見まねで家庭菜園を楽しんでいる私が実践して考えた、「自宅の庭で栽培すべきお薦めの野菜」を纏めました。 自分で育てるからには、収穫した野菜を家族や友人とともに食べたいですよね。 簡単に育て、収穫を楽しめ、料理に使いやすい野菜をピックアップしました。
初心者が庭で栽培すべき野菜の条件
野菜作りが楽しいと感じることが一番。 初心者が楽しく自宅の庭で栽培できる野菜について、考慮すべきは以下の3点だと思います。
育てやすい野菜
栽培した野菜を食べるのが、野菜作りのゴールです。 芽がでない、虫に食われる、鳥に食われる、上手く成長しない等々、収穫までたどり着けない要因がありますが、ゴールまでの関門が少ない野菜がおススメです。
収穫期間の長さ
庭はスペースの関係で多くの株を育てられないので、大根やニンジンなどの一品は1回の収穫で終了です。 キュウリやトマトなど一株から多数を収穫できる野菜が、一定期間収穫が楽しめおススメです。
料理に使いやすい野菜
青しそなどの薬味系野菜であれば、欲しいと思った時にすぐ収穫し、料理に使えます。 またミニトマトなどは、収穫して冷蔵庫に入れておけば、サラダの彩にいつでも使えます。
初心者が庭で栽培すべき野菜ベスト6
3つの条件を指標に、初心者が庭で栽培すべき野菜ベスト6を独断で考えましたのでご紹介します。
第1位 ピーマン
苗を植えれば、勝手に大きくなり実が生ります。 葉物野菜と異なり、害虫の被害はほとんどなく育てやすいです。 これぞ家庭菜園にピッタリな野菜だと思います。


- 収穫期間が長く10月でも十分収穫できる。
- キュウリのように取り遅れると巨大化して不味くなる事もない。
- 「肉詰め」「チンジャオロース」「カレー」など様々な料理に使える。
育てやすさ :
収穫期間の長さ:
料理しやすさ :
総合得点:13点
第2位 ミニトマト
ミニトマトは家庭菜園の定番野菜です。 赤色、黄色、オレンジ色など様々な種類があり、糖度も異なります。 スーパーで売っていない色んな種類を食べる楽しみもあります。

- 苗を植えれば育ちますが、枝が成長するので支柱を用意する必要があります
- 初夏から秋口まで収穫を楽しめます
- サラダや付け合わせに使えます。おやつとして、そのままでも食べれます。
育てやすさ :
収穫期間の長さ:
料理しやすさ :
総合得点:13点
第3位 きゅうり

キュウリも家庭菜園の定番野菜です。 育ち過ぎると不味くなりますが、庭で毎日チェックすれば、丁度良い大きさで収穫できます。
- 苗を植えれば育ちますが、蔓が巻きつく支柱を用意する必要があります
- 初夏から秋口まで収穫を楽しめます
- サラダや漬物、ちくわに差しておつまみなど幅広く料理に使えます
育てやすさ :
収穫期間の長さ:
料理しやすさ :
総合得点:12.5点
第4位 青しそ(大葉)

日本の薬味に代表選手、蕎麦や刺身の薬味や、肉に巻いても美味しく頂けます。 ただ、風味や柔らかさが、スーパーで売っているレベルのものはなかなか収穫できません。
- 苗を植えれば、放っておいても育ちます
- 初夏から秋口まで収穫を楽しめます。
- 彩や薬味など幅広い料理に使えます
育てやすさ :
収穫期間の長さ:
料理しやすさ :
総合得点:12点
第5位 パセリ

自宅の庭に植えておいて、重宝する野菜です。 肉料理の彩・薬味として思い立ったら収穫してすぐ使えます。 2年草で寿命が長いです。
- 苗を植えれば育ちます。 花が咲かないように摘心だけすれば、ほぼ放置でOK
- 冬場は成長が遅いのですが、1年中収穫が可能
- 付け合わせに使えます。
育てやすさ :
収穫期間の長さ:
料理しやすさ :
総合得点:11.5点
第6位 茎ブロッコリー

花蕾が次々と収穫でき、料理すると美味しくいただけてお薦め野菜です。 ただ、初心者にはちょっとだけ栽培が難しいと思います。
- 苗を植えれば育ちます。 花蕾を食すので、葉につく虫は無視するか、駆除するか。
- 花蕾は収穫しても、次々育ってきます。冬場から春先に収穫が可能です。
- 炒めたり、蒸したりして料理します。柔らかくて美味しいです。
育てやすさ :
収穫期間の長さ:
料理しやすさ :
総合得点:11点
栽培に不可欠な土づくりについて

美味しい野菜にするためには、土づくりが重要です。 私が庭で実践している「生ゴミ堆肥化」とシェア畑で習っている「有機肥料」について紹介します。
庭の畑に生ゴミを埋めて堆肥化

キッチンからでる生ゴミを庭の畑に穴を掘って埋めています。 埋めるだけですが、微生物や土壌生物の働きで、2週間~2か月程度で土に還ります。 経験則ですが、野菜の生育もよく、追肥としても有効です。 米ぬかと一緒に埋めると早く土に還りますが、発熱し根を痛めるため、注意が必要です。


有機肥料を撒く

油かす、鶏ふんや牛ふんなど有機肥料は有効ですが、使い方が難しいです。 野菜により必要な肥料量が違い、発酵済・未発酵と肥料により土に入れてなじませる時間が異なります。
シェア畑では、野菜毎の有機肥料の量や入れる時期を教えてくれます。
おわりに
家庭菜園初心者には、紹介した「キュウリ」「ミニトマト」「大葉」「パセリ」「茎ブロッコリー」が育てやすく、庭で育てるのにはお勧めです。 料理して食卓に何度も出して話の種にできます。興味のある方は苗を買って一度作ってみてください。 手を掛けなくても収穫できますよ。
野菜作りを学ぶには
初心者の方が、野菜作りを学びたい場合は、シェア畑を借りるのがお薦め。 1年間の栽培スケジュールが組まれており、種、苗と栽培方法の講習会がセットで提供され、教わりながら自分で栽培できます。

コメントはお気軽に!